黒鯛とは about us
「プロデュースユニット黒鯛<kurodai>」とは?

『舞台を観慣れない方でも気軽に笑って泣いてもらえる芝居』

それが「演劇ユニット黒鯛プロデュース」が目指している演劇です。
仕事帰り、買い物帰りにチラシを見て、ふらりと立ち寄ったお客さんが「笑った!」「案外泣いちゃった!」と無条件に楽しんでもらえる舞台。音楽、落語、裁判など、取り上げる題材こそ違えど、笑って笑って、最後はホロリ、という芝居作りを基本にしています。

女優・和泉ちぬを中心に舞台、音楽、映像など様々な分野のメンバーが集い、2000年3月「なんのこれしき」(三軒茶屋・シアタートラム)にて旗揚げ。以降、ほぼ一年に一回のペースで公演を続けています。2013年に第10回記念公演をサントリーホールと共催し結成以来の最高動員を記録、大好評のうちに幕を閉じました。

「今からでも間に合う!黒鯛プロデュース」とは?

三軒茶屋のシアタートラムで「なんのこれしき」を上演したのが、黒鯛プロデュースの旗揚げでした。売れない漫才コンビが、売名の為に偽の結婚式を挙げるというお話。当初から『舞台を見慣れてない方でも気軽に笑って泣いてもらえる芝居』を志していたわけですが、この時点では誰一人として11回も続くとは思ってなかった……と思います。

1回きりかと思いきや、和泉のバイタリティで2回目、3回目とコンスタントに公演が実現。「行きあたり」では三味線、「なな転び」ではフラメンコに出演者が挑戦し、このあたりから何だか「無謀なことに挑戦する」のが恒例になったような気がします。

「なな転び」からスタッフとして参加した小鹿坂が、脚本を担当し始めたのがこの頃です。「B列車」はお台場の日航ホテルのラウンジでの公演。さらに佐藤允彦(p)と市原康(ds)という一流ジャズプレイヤーの生演奏に、元宝塚女優が踊るという豪華な組み合わせ。なのに和泉ちぬの歌う美空ひばりのモノマネを主軸にした話をやってしまうという……それも黒鯛。「しゃばだば」は赤坂にある有名ライブハウスを使っての公演で、和泉ちぬは南京玉すだれに挑戦しました。

「しゃばだば」から4年ほどブランクをおいて、黒鯛を再起動しました。「異議ある」からは「くろいぬパレード」の池谷雅夫が脚本に参加し、出演者も小劇場界の強者が集まり、会場もライブハウスから銀座みゆき館劇場へと移るなど、4年を経ていろいろと変化がありました。

音楽専門ホールとして名高いサントリーホールが、「音楽だけではないホールの使い方」という企画を公募。そこに応募して採択していただいたのが「ジャズ幽霊さん」でした。普段演劇をやらないホールでの公演、いろいろと勝手が違って戸惑うことも多かったですが、ピアノを一流ジャズピアニストの前田憲男さんに弾いていただき、音楽と芝居が一体となった舞台をお届けすることができたとおもっています。

サントリーホールでやった翌年は、再び小屋を銀座みゆき座に戻してのストレートプレイでした。「アパートの一室から世界を救う」という、スケールが大きいんだか小さいんだかわからない物語。黒鯛史上初めて、和泉ちぬが脇役を演じる公演となりました。

そして、黒鯛プロデュース旗揚げから13年で10回目の公演「ピアノレッスン、なう。」。またまたサントリーホールの企画募集に応募し、2年ぶりに公演をやらせていただけることになりました。

「無謀な挑戦」を繰り返してここまで来た我々です。これからもさらに無謀な挑戦をいたします。果たしてその結果がどう出るのか…温かい目で見守っていただければ幸いです。

人の、いえ、全ての出会いはミラクルです。
そして、そこから生まれてくる様々な空気感はもっとミラクルです。ブラボー。ありがとう!
せっかくのブラボーを拙い知恵で囲ってしまわないように…
ビビビ~とおもしろがって、感謝、感謝の日々でございます。

by 和泉ちぬ(座長)

片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を。
生きてりゃそれだけ辛いこともあるけれど、笑い飛ばせば道も開けます。口角上げて、高らかに、さぁ、「真剣な、大人の遊び」の開幕です!!

by 小鹿坂はらひと
(企画・脚本)

黒鯛の旗揚げの頃、私たちは密かに「買い物帰りのネギ持った奥さんが見に来られるような芝居をやろう」と言っていました 。
初めて舞台を見るお客さんでも気軽に楽しめ、ちゃんと笑って泣ける。そんな芝居がしたかったのです。
それから10年。
昨年の公演で客席にネギを持ったお客さんを本当に見かけた時には、かなり嬉しかったです。十年かかりましたが、ようやく最初に望んだものに近づいてきた気がします。次回公演も、どうぞ皆さま(買い物帰りに)気軽においで下さいませ。

by 遠藤理史(演出)